PickUp!インタビュー/櫻井大和くん


小学校3年生8歳で「3年間お世話になった担任の先生にギターの弾き語りをプレゼントしたい!」と、Boogieのギターレッスンを始めた大和くん。約半年間のレッスンを続けて、本番の舞台である終業式を終えた大和くんとお母さん、講師の古賀先生にお話を聞いてきました。

僕のことをずっと覚えていてほしい

ー進級おめでとうございます!終業式ではみんなの前で演奏したんですよね?

大和:教室でクラスのみんなとお母さんたちの見ている前で、先生に感謝の手紙を読んでから演奏しました。クラス替えでお別れになってしまうけど、僕のことをずっと覚えていてほしいという思いを込めて演奏しました。

ーみんな見ている前で緊張しませんでしたか?

大和:演奏中は緊張しませんでした。前日もお父さんと一緒に予行演習をしたんです。始まる前は手に汗をかいて緊張しているのがわかったけど、お父さんの「最初の言葉を大きな声で!」というアドバイスを思い出して手紙を読みました。ちょっと泣いてしまったけど、ギターと歌は落ち着いて演奏できました。

ーきっと先生も喜んでくれたでしょうね?

大和:とても喜んでくれました。泣きながら、「きれいな音だね」と言ってくれました。

ーギターを始めようと思ったキッカケについても教えてください。他の楽器の経験はあったんですか?

母:他の楽器の経験はありませんでした。私が音楽が好きで色々と聴いているので、その影響か以前からギターに興味は持っていたようです。

大和:ギターはキレイな音のする楽器だなと思っていました。映画「リメンバーミー」を見て、この曲をギターで弾いて先生にプレゼントしたいなと思いました。

ーとてもステキな歌詞でぴったりの選曲ですね!お母さんはギターを始めたいと言われた時どう思いましたか?

母:私も音楽が好きだったので、大賛成でした。大和は忍耐強い子なので絶対に弾けるようになると思っていました。

ー始めた時は8歳ですよね?楽器は大きくなかったですか?

母:楽器は通常のものより小さいサイズのミニギターを購入しました。

大和:最初の頃は細い弦を押さえている指先が痛くなったけど、次の日になれば治っていました。

ー指先は大人でも痛くなりますもんね。

弾ける場所が増えてどんどん楽しく

ー講師の古賀先生はどんな印象でしたか?

大和:(即答で)優しい先生!

母:古賀先生、怒ることあるんですか?(笑)隣で見ていた私が「先生も怒ってもらっていいですよ」と言い出すぐらい。とても優しく丁寧に教えてくれました。

ー古賀先生から見て、大和くんはどんな生徒さんでしたか?

古賀:一生懸命練習をする辛抱強い子。最近はギターを持つ姿も様になってきて、頼もしさすら出てきました。本番の終業式も見に行かせてもらいましたが、何も心配していませんでした。大和くんなら大丈夫だと信じていました。

ーどれくらいの期間で弾けるようになってきましたか?

古賀:最初の1ヶ月でいくつか簡単なコードは弾けるようになりました。2ヶ月半くらいで上達のスピードがぐんと上がりましたね。練習して弾ける場所が増えてきて、大和くんもどんどん楽しくなってきたんでしょうね。この曲にはFm7やB♭7という押さえるのが難しいコードも出て来るんですが、しっかり弾けるようになってきました。

ーレッスンはどのくらいのペースで受けていましたか?スクールのシステムはご家庭に合っていましたか?

母:月4回x1時間コースを受講していました。これは利用者の意見として、声を大にして言いたいんですが!家に来てレッスンをしてもらえるのがとても良かったです。大手音楽教室など他も見学に行ったんですけど、マンツーマンは30分と時間が短いところが多く、グループレッスンでも45分で、周りは大人ばかりの中で子供が一緒に受けるような感じで、、、とても弾きたい曲の希望を聞いてくれるような雰囲気ではありませんでした。

ギターを始めて自信を持てるようになった

ーお母さんから見て、ギターを始めてからの大和くんに変化はありましたか?

母:ギターを始めてから、朝5時に一人で起きて練習するようになりました。ギターの音が聞こえてくると、あ、大和起きたんだなと分かるんです。

ー朝5時に!本当に努力家なんですね。

母:根性もあって努力家だけど、親から見ると今ひとつ自分に自信が持てないところがある子でした。自分の意見を言えずに悔しい思いをすることも多かったんです。ギターを始めて、難しいところも練習して弾けるようになり、自信が持てるようになってきたかな、と感じています。だんだんとハッキリと人に自分の気持ちを伝えられるようになってきたと、そばで見ている私は思います。

ーギター以外にもいい影響があったんですね。

母:古賀先生が「ギターはこれからずっと自分の味方になってくれるよ」と話をしてくれたそうです。イヤな事があった時に、「イライラしてきたから、ギター弾いてくる」と言って心を落ち着かせに行くこともあったんですよ。これからもずっとギターは続けてほしいと思っています。

ーこれからの目標はありますか?

大和:今はアルペジオの練習をしています。弾ける曲を増やして、おじいちゃんの通っているリハビリ施設で演奏会をする予定です。

母:終業式で演奏してから、色々な人に向けて披露してるんですよ。おじいちゃんのお迎えの車を「リメンバーミー」を演奏して送り出したら、「お孫さんすごいですね」と言われて嬉しそうでした。2人の妹も、大和の演奏している姿を見て、ギターを始めたいと言っています。


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